ベルカント唱法とは

ベルカント唱法とは parlare sul fiato < 息の上で話す > イタリアの伝統的な発声法です。自然な(深)呼吸に、普通におしゃべりするように言葉をのせて歌います。 無理がなく、まろやかで表現力に富んだこの発声法は、1600年代の初め、オペラの発祥と共に生まれましたが、 残念なことに 1900年代の半ばに失われました。

1900年代初頭、カルーゾやスキーパ、ジーリなどのベルカント歌手が活躍したあと、人工的な方法で声を作る(お腹のまわりに力を入れて横隔膜の動きを止める・口の形の操作・どこかに響きを当てる、集める・・・など) ドイツなどの北ヨーロッパの発声法がそれに替わることになります。

イタリアの声楽の先生たちまで、ベルカント唱法だと言いながら、違うことを教えるようになってしまいました。昔の貴重な文献などから研究された、消してはならない本物のベルカント発声法をブログでお伝えしていこうと思っています。

山田 恵子チェルッティ ソプラノ リリコ

アカデミア デル ベルカント講師

CD山田恵子 チマーラ歌曲集


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